北朝鮮問題(2017年8月27日)

(最近は北朝鮮問題を巡る報道が相次いでいますね。

 

昨日(26日)早朝にも北朝鮮が短距離弾道ミサイルを3発発射したとの報道がありまし

た。今回のミサイルはそもそも米国本土に届くようなミサイルでもなかったようですし

結局3発とも失敗に終わったため週明けの相場に大きな影響はなさそうですが、北朝鮮

の挑発的な行動は止まりません。

 

ちょうど25日(金)は北朝鮮の先軍節(故金正日総書記が軍事優先の政治を始めた記念

日)で、北朝鮮は何かと記念日にミサイル発射等を実施するケースが多いため警戒して

いる人もいたかと思いますが、ちょっとした時間差でやはりミサイルが発射されてしま

いました。

 

この緊張感は今後もしばらくは続くのだろうと思います。

というのも、北朝鮮には今年もまだまだ祝日を控えているからです。

例えば、9月9日は建国記念日ですが、去年同日には核実験を実施しています。

 

米国側でも21日~31日まで米韓軍事演習を実施していることもあって、北朝鮮が挑発的

な行動を取りやすい期間でもあるように思います。

 

ただ、北朝鮮のミサイルは米国本土に到達する可能性があるほど技術が進歩していると

言われる一方で、北朝鮮もレッドラインを越えてくることはないんでしょう。

米国と戦争をしても負けるのは目に見えているでしょうからね・・・

 

ということもあって、足元では再び北朝鮮問題を巡って(他にも要因は米政治情勢等、色々ありますが)ドル円は上値の重い展開が続いていますが、建国記念日も過ぎれば市場は北朝鮮関連の報道に再び反応しなくなるんではないかと個人的に考えています。

 

9月にはECB理事会やFOMCも控えていますし、

徐々に市場の注目は金融政策等のイベントに移っていくのだろうと思います。

 

それではまた。